義父のお見舞い

愛知県の義母から

「お父さんがこの暑さで弱ってるから一度会いに来て欲しい」と連絡がありました。

 

家族全員の日程を合わせるのが難しく、昨日の台風の中、車で向かうことに。

往復10時間、滞在1時間でした。

でも、孫たちにも会わせることができて本当に良かった。

 

義父は8年前に肺がんで片肺の2/3を切除、

その後は大腸が定期的に少し閉塞する(治療は点滴)ぐらいでした。

足が弱ってきていたのと、少し認知症ぎみではあります。

最近は、治療した片肺がほとんど機能しておらず、残った肺にも水が溜まり、

上部には小さな癌もあり、酸素飽和度も50%しかなく

酸素ボンベをレンタルして自宅で使用していました。

 

しかし、この暑さでみるみる弱ってきてしまい、

車の運転の出来ない義母では救急車で遠くの病院に運ばれると通えない、

との配慮から義兄が近所の病院に入院させてくれました。

 

義兄は車で1時間ぐらいのところに住んでおり、

毎月様子を見に来てくれています。

今回は夏休みでいたおかげで布団を運んでくれたりと助かりました。

また来週も来てくれるとのこと、ありがたいです。

 

なぜ布団を運ばなければならなくなったかと言うと、

点滴をしていて、トイレは自室で、と言われていた義父が

言われたことを忘れてしまったのか、自室でするのが嫌だったのか

点滴をはずして自分でトイレまで行き苦しくて倒れてしまったということがあり、

病院から夜は家族が付き添ってほしいと連絡があったからです。

 

久しぶりに会った義父は呼吸器をつけ、体を横にして呼吸が荒く、

とても辛そうでした。

平らなベッドで寝ているので上半身を上げたら、と言ったら

本人がずり落ちるから嫌なのだとのこと。

また、トイレが嫌だったらおむつをしたら、と旦那が言うと

それは嫌なのだ、と。

 

夜は病院で義父に付き添い、バイクで通うつもりの義母の体が心配です。

 

病院にいると連絡が取れないので義母にあんしんケータイのようなものを

持ってもらいたいと義兄に相談しましたが、義兄からこちらから連絡しないので

いらない、と言われました。

さすが、息子! 気が利かないよ!(笑)

いつでも連絡が取れるという心の支えがわからないんだな!

それに旦那と義兄同士の愛想のなさときたら!(笑)

 

義父はまだ大きな声で喋るし(耳が遠いのもあるけど)

本人が音を上げてないのでしばらくはこのままなのでしょうが、

ゆくゆくは、いよいよ本人が我慢できないほど苦しくなったら

モルヒネなど入れて意識を低下させ、あとは本人の体力が持つまで、

という処置をされるのでしょうね……。

苦しいのは見ていても本当にかわいそうです。

 

生きていてもらいたいと思う反面、

苦しいことや痛いことからは解放してあげて欲しいと心から思います。